芸術は癒せますか(3)

アドリアナ・パラデス(SAIスタッフ)

トラウマについて書くことは癒しのプロセスを助けることができるでしょうか。

オースティンにあるテキサス大学の心理学の教授で数冊の本の著者でもあるジェームズ・W・ペンベイカー博士は、ヒーリングの方法として表現豊かに書くことを用いる研究のパイオニアです。
彼の研究は、短時間の集中した執筆は、死に至る病気に対処している人や暴力犯罪の被害者から初年度の変化に直面している大学生にいたるまで、有益な効果があるということを示しています。

彼は人々に20年以上にわたって課題を与えて続けてきました。それは、連続して、毎日15分か20分、人生において感情が大きく変化する出来事に関するもっとも深いところにある感情を書き出しなさいというものです。彼の支持にしたがった人たちの多くが、免疫機構が強化されたことに気がつきました。成績が上がった人もいます。ときには人生全体が変わることもあります。

ペンベイカーによると、離婚や失職のような感情が大きく変化する経験を言葉に変えることで、その経験を把握し、そのショックを和らげることができます。書くことは、その経験に焦点を当て、整理するのを助けてくれます。 よく眠れるようになる人もいます。すぐそばにいる人に注意をむける能力が高まるために、社会とのつながりも改善します。

しかし、ペンベイカーは忠告します。「ひどい出来事について2週間以上書き続けるべきかについては確信がありません。現実逃避や自己憐憫のような状態に入り込む危険があります。しかし、ときどき客観的な視点から、人生でどんな場所にいるのかを評価することはとても重要です。」

メリーランド州ベセスダにある国立卓越イントレピットセンターは、認知と精神の健康を改善させるために書くことと「ヒーリング・アート」を組み合わせる研究を実施しました。「書くことは理性の背後に押し込められるかもしれない記憶を取り出し、それに形をあたえる機会を提供し、結果的にあなたはそれが記憶でもはやあなたを傷つけることはできないということを理解します。」と、軍のカリキュラムデザイナーのロン・カープスは言っています。

形而上学の見地から、バーバラ・Y・マーティンは次のように説明します。「浄化のエネルギーとともに働くことは、潜在意識に埋め込まれたトラウマや心をかき乱すような経験を解放するための素晴らしい方法です。こういったエネルギーがなかなか消えないと、オーラを暗くする可能性があります。こういった未解決のエネルギーが見られる場所のひとつがハートチャクラです。これは意識を押し下げる可能性があり、これがこういったエネルギーをできるだけ早く解放することが重要な理由です。 」

ディミトリ・モライティスは次のように付け加えます。「心をかき乱すような記憶を浄化するために働いているときは、古い経験を解放することに焦点を絞り、追体験しないようにすることが重要です。これらの過去の出来事は過ぎ去ったことですが、エネルギー的な影響は長くとどまる可能性があります。目標は、手放すのに十分な程度に記憶を表面化することです。」

深い感情的なトラウマを処理するときは訓練を受けた専門家に相談することが重要ですが、過去の心を乱す経験を解放することについては、書くことがそれを助ける効果的な手段になりえます。

出典:

http://www.armytimes.com/news/2011/12/military-writing-may-help-troops-with-tbi-ptsd-heal-121411/

http://www.utexas.edu/features/2005/writing/

Reprint from Aurablog.org. Copyright 2012, Barbara Y. Martin and Dimitri Moraitis

http://aurablog.org/2012/07/03/can-art-heal-part-3-of-4/

日本語訳Megumi 無断転載を禁ず