Spiritual Healing for Cancer
私たちの生徒である、ション・プレム・ボン・ソンの仕事を紹介できることは大きな喜びです。ションはティーチャー・トレーニング・プログラムの生徒で、スピリチュアル・アーツ・インスティトゥートのスピリチュアル・ヒーラーとして認定されています。彼女は最近イスラエルの一流の病院で、癌患者へのオーラ・ヒーリングの有効性に関する臨床研究に参加し始めました。ションは医学界に革命を起こしています。母であり父である神様が彼女の業績を祝福してくださいますように。
私は数年前からバーバラ・Y・マーティンと スピリチュアル・アーツ・インスティトゥート の生徒で、最近、実践士ヒーリング・プログラムを通して、インスティトゥートのスピリチュアル・ヒーラーとして認定されました。私はイスラエルに住んでいますが、オンラインでプログラムを受講し、南カリフォルニアでのリトリートにも出席してきました。
2010年12月から、イスラエルで最も評判の高い病院のひとつラムバム医療センターで実施されている、癌患者への代替治療の効果を探る、2年間の特別研究に参加しています。この研究は代替医学が、特に、化学療法の副作用の症状や、病気の肉体的、心理的、感情的、そして精神的な観点において、癌患者の生活の質にどのような影響を与えるのかを探ることを目的としています。
この研究では、私はスピリチュアル・アーツ・インスティトゥートで学んだ直接ヒーリングの技術を臨床で用いています。まだ6カ月しか携わっていませんが、私の驚くべき体験を皆さんと共有したいと思います。
ラムバム医療ケアキャンパスは北イスラエルで最大の病院で、ラムバム医療センター、統合的癌・緩和治療ヨーロッパ社会医療癌センター(ESMO)が中にあります。ラムダム病院の癌患者が、癌サポートと緩和ケアユニットで、化学療法や放射線といった、西洋医学で従来行われてきた他の治療に加えて、代替医療を受けることができるようになって8年目になります。
私がスピリチュアルヒーリングを行っている補助的ケアユニットは癌デイ・ケア病棟にあり、あらゆるステージの違った種類の癌がある人々が化学療法を受けるために訪れます。ユニット内でスピリチュアル・ヒーリングや他の代替医療のセッションを受けることを選択した患者もまた、行われている研究に加わることができます。研究に参加することに同意し、スピリチュアル・ヒーリングのセッションを受け始める患者は病気や治療で異なるステージにいます。スピリチュアル・ヒーリングのセッションは終末期と想定される患者にも施されています。
研究に参加する患者は、大抵、1週間に1回45分間のスピリチュアル・ヒーリングのセッションを6回受けます。この記事についていえば、サポート・ケア・ユニットですでに100回以上のスピリチュアル・ヒーリングのセッションが施されてきました。この研究の結果は2012年に国際的に有名な科学雑誌に発表されるでしょう。
ヒーリングを受けた患者は24歳から72歳までで、社会背景や信仰は多様です。宗教的背景がある人たちには、彼らを癒すために神様に祈っているということを知らせますが、病院でそういったスピリチュアル・ヒーリングが提供されている事実にとても感動されます。彼らにとってそれは神様が送ってくれたものです。そのため、そういった人たちはヒーリングの光を受け取ることにとてもオープンです。
無神論者の患者もいます。そういった人たちは特に神様を信じているわけではないと言います。「神」という言葉ですら心の中に何かしらの抵抗を生み出すと。しかし、こういった人たちも、心地がよいし、毎回のセッションで開いている私たちの話が興味深いと言ってヒーリング・セッションにやってきます。信仰があろうがなかろうが癒されたいのです。私の仕事はその人をリラックスさせ、光を受け取れる状態になれるよう助けることです。
スピリチュアル・ヒーリングの例
以下にあげるのはヒーリング・セッションの途中とその後の患者への効果に関する3つの事例です。
1.すでに数回癌摘出手術を受けている肝臓と両肺に転移のある膵臓癌の患者は、最初のヒーリング・セッションによって深い落ち着きと平安の感覚を得たことを述べています。今週4回目のヒーリング・セッションの後、彼は呼吸困難がとても楽になったということです。 彼はまたさまざまな光線で異なる感覚を感じることができると言っていました。彼は60代前半ですが、2,3週間前にスピリチュアル・ヒーリングを始める前にはこういったヒーリングについて何も知りませんでした。 ヒーリング・セッションの後に同じように呼吸が楽になる感覚は他の肺癌の患者からも報告されています。 (少なくとも3~4人の肺癌患者が同じように呼吸が楽になる感覚を伝えてきました。
2.43歳の結腸癌の女性は直接ヒーリングのセッションを始めて、どのように深い安心と安堵の状態になったのかを伝えています。彼女は8回のヒーリング・セッションを受けました。その過程で、彼女のメンタル体と感情体が悲しみと恐怖というネガティブな状態から幸福、勇気、そして希望へと持ち上げられていくのがわかりました。悲観主義から楽観主義へと、涙から笑顔へと、疲労からバイタリティと成長するエネルギーへと。 彼女の血球計算値も同様に、ヒーリング・セッションの後、(化学療法ができない)血小板が低い状態からバランスの取れた値に上昇しました。
3.医療スタッフ交換プログラムの一環として、タイからの看護士のグループがどのようにサポート・ケア・ユニットが機能しているか、特にその日はスピリチュアル・ヒーリングセッションがどのように進んでいるかを見学しに来ました。 私は治療の部屋で彼らを迎え、また1時間ほどスピリチュアル・ヒーリングとは何かについて説明しました。その後、それぞれにヒーリング・セッションの10分間の「デモンストレーション」を行いました。最初の看護士は、私の手から出る熱と深い安らぎを感じ、眠りそうになったと言っていました。2人目の看護士は深い平穏の状態になり、彼女の腹部で緑、黄色、オレンジの光が動いているのが見え、彼女の体から何かがきれいにされ、取り去られように感じたと言っていました。
スピリチュアル・ヒーリングに対する医師の反応
2,3ヵ月後、私はラムダム病院の癌治療部の医療スタッフのためのセミナーで短い講義をするように頼まれました。 医療スタッフは7つのグループに分けられていました。ある講義の最後で、直接ヒーリングのテクニックのデモンストレーションの後、一人のソーシャル・ワーカーが目に涙を浮かべてこう言いました。「私には余命が少ししかないと宣告されたばかりの終末期の患者がいました。幼い子どもたちもいて家族はとても悲しみました。こういった人たちは私に質問をしてきましたが、どう答えたらいいのか、どこに彼らを送ったらいいのかわかりませんでした。彼らが私に存在論的な質問をし、私がどう答えていいか、あるいはどこに彼らを送ったらいいのかわからないときにこういったセッションに送ることができると分かっていたらよかったのにと思います。今はわかりました。」と彼女は安心して言っていました。
別の医師が私に「2,3日しか生きられず、死んでいく患者に、こういったセッションがどのように助けになるのですか。」と尋ねました。私は、魂が続いていくこと、アストラル体の働き、あの世への移行を容易にするための準備をさせること、愛と慈愛を受け取ること、彼らの話を聞くこと、彼らが持っている質問をさせること、そして天界の存在に彼らをつなげることについて話しました。
最後の集会が終わる直前に、年配の医師(この人はサポート・ケア・ユニットの指導者で、癌患者に対する代替医療の効果に関する研究の発起人で責任者です)が、自分にヒーリング・セッションをして欲しいと願い出ました。そのセミナーの他の医療スタッフや参加者もいる大ホールで行われました。治療が終わってベッドから起き上がって降りるとき、彼は、セッションが始まる前は足が痛かったのだと言いました。このことを私には伝えていませんでしたが、セッションの間に痛みが消えたと言いました。
最後に、サポート・ケア・ユニットの全てのセラピストと患者の責任を持つ癌治療部の主任看護士(彼女は医療スタッフグループの最初のグループのメンバーとして参加していました)が、彼女がスピリチュアル・ヒーリングに対する最も難しい事例として送ったグループのほかのメンバーといっしょに、患者たちがヒーリング・セッションにとても満足していたと言っていたと教えてくれました。
個人のヒーリングの事例
私が書ける癌患者へのスピリチュアル・ヒーリングの効果についてはさらに多くの事例があります。癌治療部で毎日働いていると、感動的な人生の話に多く出会いますが、最後に皆さんと共有するために選んだのは、誰か他の人の感動的な人生の話ではなく、家で起こったことでした。それは私の母の話です。
私の母は50代半ばで、イスラエルの学校の校長です。半年前、彼女は、進行したリンパ腫だと診断を受けました。それは急速に成長し、リンパ系を通って全身に広がっていました。彼女は診断にひどくショックを受け、これから経験するであろうことを恐れていました。彼女の母も癌で49歳で亡くなっていたため、あらゆることをよく知っていました。
彼女は8回の化学療法と生物療法を受けることになりました。最初の治療が終わって家に戻ってから、私は、スピリチュアル・アーツ・インスティトゥートのヒーリング・サポートを頼むと同時にヒーリングを始めました。2回目の化学療法のあと、直接ヒーリングを増やし、特別な瞬間を経験しました。彼女が神様に自分を癒してくれるよう強く祈り、私が彼女のヘルメス・センターの上で手をかざしていたとき、私たち2人は原子が彼女の体を離れ、溶かされているのを見たのです。
その瞬間から、彼女は自分が癒されていくことがわかりました。
4回目の化学療法に至ったとき、病気の進行を見るためにPETCTスキャンを撮りました。その結果は驚くべきものでした。西洋医学治療の半分しか受けていないのにもかかわらず、彼女の体のどこにも癌の兆候は無く、化学療法の後でさえ普通は消えるまでしばらく時間がかかる痕跡すら無く、何も無くなっていたのです。
私たちの喜びは計り知れないものでしたが、今度は大変な化学療法を続けるかどうかを決めなければなりませんでした。母は最後まで治療を受けることにしました。8回目の治療が終わった後、再度PETCTスキャンを受けました。彼女は完全に癒されていて、彼女の体には癌の跡はありませんでした。私たちは皆とても感謝しました。
私はどのようにヒーリングの原理が私の母の命を救うのに役立ち、他の人々の命を救うのに役立っているのかとてもはっきりとわかっています。この仕事を可能にしてくれた神様と天界の存在たち、私が学んだ全てのことに対してバーバラとスピリチュアル・アーツ・インスティトゥートに深く感謝しています。全ての患者は誰かの母、父、娘、あるいは息子です。私が病院で行っているヒーリングの方法やテクニックはいつも同じです。 ヒーリングの部屋に入り、患者にヒーリング・セッションを施すときの意識のレベルはいつも同じです。患者がすでに癒されているという、彼らの神様のイメージのヴィジョンを常に保っています。
ション・プレム・ボン・ソンは公認の心理療法士で正式な資格を持った禅の教師です。彼女のスピリチュアル・ヒーリングの仕事はスピリチュアル・アーツ・インスティトゥートを通して保証されました。彼女はイスラエルに住み、現在 ヒーリング・センター を開き、そこで臨床心理療法、スピリチュアル・ヒーリング・セッション,形而上学と禅のクラスを指導する予定です。彼女宛のEメールはこちらへ: One@SpiritualSpring.org
Reprint from Aurablog.org. Copyright 2011
http://aurablog.org/2011/07/06/spiritual-healing-for-cancer/
日本語訳Megumi 無断転載を禁ず