The Ladder

「梯子」

地上にいる死すべき存在が、
誕生するとき神様は梯子を与えてくださいます。
魂はこの梯子を上らなければなりません。
谷の底から一歩ずつ。
宇宙の中へと一歩ずつ。
この生命の梯子を上って、元いた場所まで。

時が耐え抜く過去の時に
私は自分の梯子を作り、あなたはあなたの梯子を作ります。
どんなものであっても私たちが作ったもの。
光の梯子、影の梯子、
愛の梯子、憎悪の梯子、
強い梯子、弱いひもの梯子、
金の梯子、藁の梯子、
それぞれが正義の法則の梯子。

私たちは死の合図でそれらを放り出し、
次の生命の息吹で再び拾い上げます。
偉大な誕生の門のそばに守り人が立っていて、
この梯子が待つ魂が通ります。

私のは狭く、あなたのは広くとも、
私が神様のところまで上れるのは私の梯子だけ。
あなたの足で上れるのはあなたの梯子だけ。
だれも借りたり貸したりすることはできません。

苦難、困難、痛みに出会い、
曲がるたびにねじれたりからまったり、
錆びた鉄や腐った木の壊れやすい枠は、
あなたが丈夫にするのです。
人生の長さの分だけ、仕事は大変になりますが、
この梯子だけがあなたを天国の喜びやスピリットの求めるものへと
導いてくれる道なのですから、
他の道からやってくるすべてのものは幻で、
長くとどまったりはしないのです。

だから、無駄な努力に浪費する時間はありません。
梯子を再建し、上って、上って、上りなさい。

~修道院長バイオレット・ブルーストン

Reprint from Aurablog.org. Copyright 2011, Barbara Y. Martin and Dimitri Moraitis

http://aurablog.org/2011/02/18/the-ladder/

日本語訳Megumi 無断転載を禁ず