問題は、私たちは自分のハイヤーセルフが私たちにうながしていることに耳を傾けないことがあまりによくあるということです。どうしてなのでしょう。ひとつには、多くの人たちは単に、ハイヤーセルフがそこにあるということに気づいていません。私たちはロウアーセルフにあまりにも焦点を合わせ過ぎることがよくあり、高次の本質がそこにあるということに気づかないのです。これが、スピリチュアルな教育がとても重要な理由です。あなたが自分のことを知ればしるほど、人生においてより多くのことができるようになります。

あなたがハイヤーセルフに反応しないもうひとつの理由は、ハイヤーセルフが話しているのか、ロウアーセルフが話しているのかの違いがわかりづらいからです。このことは、スピリチュアルな道を歩んでいる人たちにとっても大きなジレンマです。ハイヤーセルフがあると意識していることがハイヤーセルフと同調していることを意味するわけではありません。ハイヤーセルフからきているものをあなたの人間としての性質からきているものから区別するプロセスは判読するのが容易ではありません。ハイヤーセルフとの良好な関係を築き上げるには、地道な練習と努力が必要とされるのです。

もうひとつの問題は、あなたのロウアーセルフがハイヤーセルフが言っているいることが気に入らないかもしれないことです。たとえば、あなたが本当に欲しい何かがあるととして、本当によくハイヤーセルフとつながり、それが進むべき道ではないというインスピレーションを得るかもしれません。あるいは、やってきた答えは、現状を脅かしてしまうかもしれません。いずれにしても、あなたのロウアーセルフはハイヤーセルフからのインスピレーションを拒否してしまう可能性があります。たとえ、そのインスピレーションこそが、魂が成長するために必要とすることだとしてもです。この例では、見落とされているのは、あなたがハイヤーセルフに到達しているとき、本当の意味で、あなたは自分より大きい何者かに到達しているということです。このことはつまり、あなたがいつもハイヤーセルフからきた答えを知的に合理化できるわけではないということを意味します。もしあなたが直感的にそれが正しいと感じるなら、直感を受けた行動の結果がわかるまで、ハイヤーセルフを信用する必要があるということです。

それゆえ、スピリチュアルなワークで、ハイヤーセルフを扱うときは、開かれた、柔軟な精神を保つことが重要なのです。もしあなたが本当に神様の声を聞いているなら、人生で追い求めるものにおける方向性や接近方法を、ときどき喜んで変えなければならないでしょう。もしあなたが受け取っているものがハイヤーセルフからきたものであるなら、それは常によりよい状態を目指すものです。

あなたのハイヤーセルフとのつながりをより強固にするための大きな鍵は瞑想です。意識をハイヤーセルフにまで高めて、神様から受け取ることに開いた状態になる練習は、ハイヤーセルフとつながるために欠かせない手段です。ハイヤーセルフとともに働く時間が多くなるほど、ハイヤーセルフはあなたと働けるようになるのです。
神様の光と愛のうちに

バーバラ・Y・マーティン

Reprinｔ from Aurablog.org. Copyright 2011, Barbara Y.　Martin and Dimitri Moraitis

http://aurablog.org/2011/04/20/understanding-your-higher-self/
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